2011年5月22日日曜日

児玉清様のお通夜に伺わせていただきました by 篠沢礼子

児玉清様のお通夜に伺わせて戴きました。

遺影はとてもお元気そうで、
やさしく笑っていらっしゃるとてもいいお写真でした。
何ですかお写真を見ると涙が出てしまいました。

以前から主人は学者のせいか浮き世離れした性格ですが、
児玉様はとても気遣い下さるご立派な方で
何かとお世話戴いておりました。
病気をしてからは主人の車いすを押して戴いたり、
主人の本の「命尽くるとも」の表紙の写真の撮影をお願いしたり、
またその本のためのテレビ撮影の為に自宅に来て戴いたり、
病気をいいことに甘えさせて戴いてばかりおりました。

病の床にありながら、本の番組スタッフの方に、
「先生の本を何とかしてあげて欲しい」と
おっしゃってくださっていらしたと伺いました。
ご自身が病の床に伏せても、最後まで主人をお気遣いいただき、
なんとご親切なことでしょう。
感激して涙してしまいました。

お奥様に「ご迷惑ばかりおかけして申し分け御座いません。」
とご挨拶させていただきましたら
「そんなことございません。」とおっしやって戴きました。
さぞご看病は大変だったと思います。
本当にご立派で優しいお奥様でいらっしやいます。
ご家族を残して逝かれることは
さぞご無念であったと思い心が痛みます。

主人は手が不自由になっておりますが、最後のお焼香も何とか出来ました。
最後のお別れが出来て本当に良かったです。

ご冥福を心からお祈り申し上げます。

2 件のコメント:

Etsuko さんのコメント...

奥様の投稿を読ませていただいて、教授と児玉清さんのの素晴らしい友情を垣間見させていただいたような気がします。どれだけの人間が一生のうちに真の友情と呼べるものにめぐり合うでしょうか。教授もご焼香をされたとのこと。きっと児玉さんも嬉しく思っていらっしゃることと思います。

匿名 さんのコメント...

パソコンで先生の「お通夜」のお写真を拝見致しました。さぞ、「無念」と「寂寥感」にさいなまれた事と拝察いたして居ります。
私も知性豊かで誠実そうな「児玉清」さんの大フアンでしたので、とても、悲しいです。
主人も昭和9年生まれ、今「闘病中」です。
篠沢教授宅の同様、2人3脚で、頑張って居ります。加藤道代