2011年6月10日金曜日

千葉の上花輪歴史館へ行ってきました by 篠沢秀夫

この六月には外出予定五回で、張り切っております。


もう行って来たのは、六月四日土曜の千葉県野田市の上花輪歴史館です。

柏餅祭り。平成十二年に知って以来、
年に何度もお仲間と通っていた江戸時代からの
お屋敷と三千坪の大庭園です。

当時からのこの上花輪地区の名主、高梨家は
醤油作りを始め、徳川将軍家に納めていました。
今はキッコーマン醤油会社です。
高梨家三十代目御当主の兵左衛門氏は、
私と同じ昭和八年生まれ。
私は六月六日、氏は六月二十五日です。
節子夫人は学芸員資格を取り、
庭園内に建てた展示棟に高梨家の歴史品を展示しています。

季節によって行事があるのと同じに
展示品も変るのがしっかりしています。
私がこの病気になる少し前から、
瓦の修理や木々の手入れのために閉館になっていたのが、今年から再開です。
久し振りにここへ来られて、大自然の中にいられて嬉しかったです。
車椅子の私のために、砂利道に次々とベニヤ板を敷いて進めて頂きました。



そして皆で町の中へ移動、高梨家の地所でやっている大きなイタリア料理店コメスタ(お元気?)へ。いつもここで私はマスターと声を合わせて「オオ ソレ ミーオ」とイタリア語で歌いました。お仲間は十六人。

それに私たち夫婦と高梨夫妻、娘茜夫婦と孫娘湊、ヘルパーさん二人と
介護タクシーのドライバーと十人。
計二十六人で別室を埋めて
楽しく会食(私はスープなどだけ)。


マスターは、六月生まれの高梨氏と私と娘の夫大輔君のために、
イタリア語でハッピーバースデイを歌ってくれました。









                  
自宅発進午後一時半、帰宅九時半でした。

外出の自信がつきました。

3 件のコメント:

加藤道代 さんのコメント...

6月に「お出かけ」の予定が多く、楽しみですネ。我が家の主人は、段々、杖で歩くのも大変になって来ました。でも、車を運転して、近くには出かけて居りますが。お写真、拝見しますと、皆様、和やかで、人生を楽しんでいる様子が良く、分かります。「文春」読ませて頂きました。人間は20代が記憶の「三角形」の底辺だそうです。、一番記憶がしつかりしてると言います。そのあと、次第記憶が薄れて行く。先生と児玉清さんとの深い「繋がり」強かったですネ。お互いが「感化」しあい、それぞれの道で「功なり名遂げ」ましたよネ。加藤道代

hana_kabocha さんのコメント...

6月12日付の讀賣新聞「篠沢礼子さんのケアノート」を拝見し、どこか懐かしいお方に出会ったように感じました。それもそのはず、「クイズダービー」毎回見ておりました。

ALSで闘病中とはまったく存じ上げませんでした。
とても素敵なご夫婦でいらっしゃいますね。

和之 さんのコメント...

読売新聞を読みました。私は篠沢教授がクイズダービーで常々『愉快、愉快』と仰っていた事を思い出しました。ALSであった事は知りませんでしたが、妻が介護職なので説明を受けました。拙者は被災地におります。すでに姉弟はおりませんが、人生は長さより深さだと感じております。新聞記事で円満なご夫婦の姿を読みました。少しでも永く幸せな生活が心に刻まれますよう祈念しております。御機嫌よう。