2011年3月25日金曜日

一日一日、一歩一歩 by 篠沢秀夫

震度5強という地震は、東京暮らしの私には生まれて初めての強震でした。
テレビが横転するかと心配しました。
しかし、その後の放送映像で見た被災地での揺れは
その何倍もの激しさです。
大地が揺らぐのか。
磐石の大地の重みはないのか。
いや、いいのです。
人間は大地に乗っている粒の一つ、一つです。
それでいいのです。
それでも我々には心があります。
心が世界を思い描くのです。
心を抱く体を守って、一日一日、一歩一歩、前進して行きましょう。
明るい心。 
篠沢秀夫

2011年3月15日火曜日

ブログをご覧の皆様へ by 管理人

ブログをご覧の皆様 いつも投稿ありがとうございます。

このたびの巨大地震の被害は甚大で、
被害に遭われた皆様には心よりお見舞い申し上げます。

篠沢教授のブログ及びHPへのお問い合わせや、
非公開希望の情報等がございましたら
info@shinozawa-kyoju.comまでメールをいただければ幸いです。
(特に新宿区近辺の介護ボランティア等の
有益な情報をいただけると助かります。)
尚、お問合わせ全てにご返答はできかねますので予めご了承ください。

※ピアッフェ様よりご指摘のとおり、最近時々コメント数が
ダブルカウントされるようになってしまいましたが、
グーグルのブログシステムによるものですので
ご了承下さい。




2011年3月14日月曜日

巨大地震と計画停電についてBY篠沢礼子

映画の報告の後強い地震があって本当に怖くなりました。看病をしているとゆっくりテレビを見ている時間がないので、後で被災地の状況を見て本当にビックリしてしまいました。

主人は「生まれて初めての震度5弱の大地震、洪水の光景はこの世のものとは思えない。」と言っております。
スマトラ沖の津波は以前テレビで見ましたが、こちらは一カ所でなく被害は多方面で起こっています。
千年に一度の地震とのことですがどうしてこうなったのかと、自然の恐ろしさに唯々震えあがっております。津波が押し寄せる様子は本当に恐怖以外のなにものでもありません。
娘はテレビを見て泣いてしまったと言っております。
被災地の皆様に心からお見舞い申しあげます。

主人の部屋は壁が多いので回りに物が余りおいていなかったので物も落ちず大丈夫でした。呼吸器も何事もなく無事動いていました。丁度看護師さんがいて下さっていたので心強かったです。その後計画停電の話が持ち上がり主人はそちらが気になるらしく、何度も聞きます。今のところ大丈夫と返事しています。東電に電話したのですが、あまり解らないらしく、要領の得ない返事しかありませんでした。呼吸器がついているのですがと言っても解らないようでした。貸し出し用バッテリーはもう無いという返事でした。
呼吸器はバッテリーがあるので何とかなるのではと思いますが、吸引器は携帯用なので充電が無くなる心配があります。
部屋の暖房が電気なのでそちらがむしろ心配です。
ともかく何事もないことを祈るのみです。

2011年3月11日金曜日

「明るいはみ出し」と「エクレールお菓子放浪記」 BY篠沢礼子

ご無沙汰しています。
昨日3月10日は東京大空襲が66年前にあった日です。その昨日10日に「エクレールお菓子放浪記」の試写会がありました。主人の代わりに拝見させてもらいました。孤児のお話で戦前、戦後苦労して生き抜いた少年の話です。孤児院を脱走してお菓子を盗んだのを刑事に見つかり、その刑事がとてもいい人であんぱんを少年に食べさせてくれたのが、お菓子との出会いうお話です。
昔はこんな可愛そうな子供がいたのかと涙なしには見られない作品です。

戦前の食べ物のない時代、そして金色夜叉の熱海のシィーンも自由に演じさせてもらえない軍隊が検閲する時代、そして戦後孤児が沢山いて、アメリカ兵からタバコやチョコレートを貰うなど、それを売って暮らす。今の人には考えられ事、知らない事が次々と出てきます。
5月公開と言うことですが、ぜひご覧下さい。
作者のお話を読みましたら、これが本になるのに15年かかったと書いてありました。
「明るいはみ出し」も15年くらいかかるかもと主人と話しました。
15年だと子供に頼まなければね。とも言いました。
今は本を出すのは本当に大変です。
ともかく本にするために頑張らなくてはなりません。

2011年3月2日水曜日

東北福祉大学のフォーラムと三越劇場の「女の人さし指」についてBY篠沢礼子

3月5日(土)の東北福祉大学のフォーラムに主人がビデオレターで参加させていただいております。
2月24日(木)に水谷せんせいがいらして下さって撮影しました。
主人は「ALSは不思議な病気で熱はないし痛くもない。変な病気と言っておりました。古代の心で生活している(生きている)。家にくる方は家族と同じとも言っていました。」ともかく昔から賑やかなのが好きな人でした。お客様大好きでした。寂しいのが厭なのだとおもいます。
ご興味のある方、お近くの方はいらしてみて下さいませ。
水谷先生はALS患者の方の応援を熱心にやってくださっているかたです。
お話を伺って「本当に患者のことを一生懸命考えて下さっているので、頭が下がる思いでした。」本当に有り難い事と思いました。

明日は長山藍子様のお芝居「女の人指し指」に主人の「明るいはみ出し」実現の夢のために14人
で出かけます。
作:向田邦子先生  演出:石井ふく子先生です。

なんとか「明るいはみ出し」もお芝居になると良いと願っています。